土づくりは、未来の栗づくり。

栗園では、今年も少しずつ青いイガが大きくなってきました。

秋の収穫に向けて、一つひとつの実が少しずつ育っています。

 

おいしい栗を実らせるためには、木を育てることはもちろん、その木を支える土づくりも欠かせません。

エル・ファーム大槻では、収穫後に残る栗のイガも大切な資源として活用しています。

 

栗のイガも、土へ還る。

収穫を終えた栗のイガを集め、微生物の力を借りてじっくり発酵させています。

自然の力でゆっくりと分解され、再び栗園の土へと還っていきます。

1年目

収穫後に集めたイガです。

まだ形はそのままですが、中では少しずつ微生物が働き始めています。

見た目には大きな変化はありませんが、時間をかけて発酵が進んでいきます。

 

2年目

発酵が進んだものは、堆肥として栗園へ戻します。

土の中の微生物や生きものたちの力によって、木を育てる栄養へと変わっていきます。

 

3年目

3年目になると、イガだった面影はほとんどなくなり、ふかふかの土になります。

収穫した栗のイガが、数年の時を経て再び土となり、次の栗を育てる。

そんな自然の循環を大切にしながら、栗づくりを続けています。

 

次の世代の栗園へ

こちらでは、「七立栗(ななたてぐり)」の苗木を育てています。

まだ小さな苗木ですが、毎日少しずつ成長しています。

栗の木は、植えてすぐに実をつけるものではありません。

実がなるまでには、およそ3年の歳月が必要です。

一本の木が実りを迎えるまでには時間がかかりますが、
その先は何十年にもわたって栗を実らせてくれます。

今日育てている苗木も、未来の栗園を支える大切な一本です。

 

同い年の栗の木

最後の写真は、私と同い年の栗の木です。

長い年月をかけて育ち、今もなお毎年たくさんの実をつけています。

一本の栗の木を育てることは、一年でできる仕事ではありません。

土を育て、木を育て、その積み重ねが秋の実りへとつながっていきます。

これからも自然の循環を大切にしながら、皆さまにおいしい栗をお届けできるよう、一年一年、栗づくりに励んでまいります。